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レヴァンティーン・ヒルがWine Reportに掲載されました(2023.10.23)

ヤラ・ヴァレーの可能性をリバイバル、緊張感とエレガンスあふれるレヴァンティーン・ヒル

Wine Reportの執筆者、山本 昭彦さんが先日発売と同時に来日をした、GRNの新商品「レヴァンティーン・ヒル」について記事を書いてくださいました。

全文は有料記事となっておりますが、ワインのコメントと点数をご紹介させて頂きます。

 「レヴァント・バイ・レヴァンティーン・ヒル シャルドネ 2021」(Levant by Levantine Hill Chardonnay 2021」はレモンソルベ、さわやかな柑橘、フリンティで、フレッシュ、抑制されている。シルキーで、ヘーゼルナッツ、カモミーユ、フローラルで、塩気を帯びた長いフィニッシュ。12.5%。6000円。91点。


 「レヴァント・バイ・レヴァンティーン・ヒル ピノ・ノワール 2021」(Levant by Levantine Hill Pinot Noir 2021)は極めて淡いルビー、ラズベリー、クランベリー、バラの花弁、ビロードのテクスチャー、デリケートで、骨組みはしっかりしている。スリムなフィニッシュ。除梗し20%の果梗を戻してフードルで熟成。12.5%。6000円。91点。


 「レヴァント・バイ・レヴァンティーン・ヒル シラーズ 2021」(Levant by Levantine Hill Shiraz 2021)はダークチェリー、プラム、いきいきとしていて、スムーズ、きめ細かいタンニン。噛みごたえがあり、中華系スパイス、白胡椒。冷涼気候シラーズの1つの典型。13.5%。6000円。90点。


 「レヴァント・バイ・レヴァンティーン・ヒル カベルネ・ソーヴィニョン 2020」(Levant by Levantine Hill Cabernet Sauvignon 2020)はカベルネ・ソーヴィニヨン88%、メルロー8%、カベルネ・フラン2%、プティ・ヴェルド2%。ブラックカラント、カシス、ハーバルなタッチ、磨かれたタンニン、シルキーなテクスチャー。スパイシーで中程度の凝縮感、優しいフィニッシュ。果梗をわずかに戻している。13%。6000円。90点。


 エステート・シリーズはマロンダ・ハイウェイ・エステートで、ヤラ・ヴァレーを代表する品種から造られる。レヴァント同様に、赤ワインは果梗を戻してフレッシュ感と厚みを出している。ブルゴーニュのプルミエクリュに等しい品質。


 「レヴァンティーン・ヒル エステイト シャルドネ 2019」(Levantine Hill Estate Chardonnay 2019)は白い花、熟したレモン、洋ナシ、濡れた石、ジューシーな酸、繊細だが、深みがある。心地よい緊張感が持続し、フィニッシュにミネラル感がこだまする。1万2000円。93点。


 「レヴァンティーン・ヒル エステイト ピノ・ノワール 2019」(Levantine Hill Estate Pinot Noir 2019)はダークラズベリー、野いちご、シナモン、はつらつとした酸、シルキーなタンニン。多層的で、深みがある。シームレスで長いフィニッシュ。パンチョンとバリックで9か月間の熟成。1万2000円。93点。


 「レヴァンティーン・ヒル エステイト シラー 2018」(Levantine Hill Estate Syrah 2018)は酸、果実、タンニンのすべての要素が高い次元で統合されていてハーモニアス。ダークチェリー、オレンジの皮、白い胡椒、集中力がありスパイシー。しっかりした枠組み、濃密で、うまみが乗っている。1万2000円。92点。


 「レヴァンティーン・ヒル エステイト カベルネ・ソーヴィニョン 2018」(Levantine Hill Estate Cabernet Sauvignon 2018)はカベルネ・ソーヴィニョン93%、メルロー6%、プティ・ヴェルド1%。ブラックベリー、リコリス、ドライリーフ、アーシーで、なめらかなテクスチャー。タンニンはきめ細かく、暑すぎることがなく、ほのかにハーバル。スモーキーで、うまみが乗っている。1980年代に造られていたカベルネのリバイバル。1万2000円。92点。


 「キャサリーンズ・パドック シャルドネ 2018」(Katherine’s Paddock Chardonnay 2018)はマイヤーレモン、レモンカード、塩漬けのアーモンド、太い骨組みとはつらつとした酸のバランスがとれている。クリーミィなテクスチャー、チョーキーでエレガント。グリップのあるフィニッシュ。バタール・モンラッシェを連想させる。2万5000円。94点。


 「コリーンズ・パドック ピノ・ノワール 2017」(Colleen’s Paddock Pinot Noir 2017)は冷涼感にあふれてエレガント。ラズベリー、サワーチェリー、活力のある酸、チョーキーなタンニン。全房発酵からくるほのかな茎のニュアンス、オレンジの皮、ミント。見事なバランス、うまみが乗っていて、焦点のあったフィニッシュ。13%。3万円。94点。


 「メリッサズ・パドック シラー 2016」(Melissa’s Paddock Syrah 2016)はブラックチェリー、レッドチェリー、凝縮していて、力強い。甘いスパイス、タップナード、丸くて、熟した果実のドライブがある。ヴィンテージの気候を映して、骨太で、厚みがある。3万円。93点。


 「サマンサズ・パドック メランジェ・トラディショナル 2016」(Samantha’s Paddock Syrah 2016)はカベルネ・ソーヴィニヨン86%、メルロー8%、プティ・ヴェルド3%、カベルネ・フラン2%、マルベック1%。ブラックベリー、リコリス、黒鉛、スリムだが、骨組みはしっかりしていて、筋肉質なミディアムボディ。ヤラ・ヴァレーのカベルネの可能性を語る。オーナーが好むラフィット・ロートシルトに通じるエレガンスと引き身の潔さを秘めている。3万円。94点。

 ポールはグローバルな視野を有するワインメーカーで、シラーの話をしていても、スペインのグレドスやヴィクトリア州北東部ビーチワースの冷涼気候シラーに話が広がる。バランスがとれてエレガント、フレッシュ感があふれるピュアな味わい。世界で勝負できるワインを造っている。 と、締め括られています。

パドック・シリーズは限定36本の入荷ですので、お早めにどうぞ。

Wine Report記事はこちら。

https://www.winereport.jp/archive/4530/

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