有名な産地、ギムレット・グラヴェルズに位置するマルベックの単一畑から造られています。この産地は何百万年にもわたって絶えず変化したナガルロロ川からの土壌が特徴で、最後の変化となる1867年の大洪水により岩だらけの土壌が残されています。これに内陸のヘレトンガ平原の天候と古典的なブドウ栽培技術とが相まって、独特の表現力のあるマルベックを作り出しました。
4月中旬に手摘みされた後、畑の近くに位置するワイナリーまで全房のまま小さなバケツに入れて輸送。除梗後、発酵中に皮がゆっくりと割れるように非常に軽く破砕されます。5日間低温で果皮と共に浸漬後、2トンの発酵槽はゆっくりと温め天然酵母による発酵を開始させます。17日間の発酵後、さらに18日間果皮とともに浸漬。タンクに圧搾された後、大部分はフレンチオーク(500リットルバレル)に入れられ、少量がオークのバリック(225リットルバレル)に入れられ12ヶ月間熟成後、清澄。2019年5月下旬には瓶詰めの準備が整い、2019年6月に瓶詰め。
ターキッシュ・ディライト(トルコのお菓子)、チョコレートキャラメル、スモーキーで濡れた石を思わせる香り。ボイセンベリーやブラックベリーの幾重にも重なる層に豊かなタンニンを持つワイン。しっかりとした持続性のある余韻が続きます。
酸度 5.92g/L
pH 3.54
【2019】
Bob Campbell: 93 points
Jancis Robinson: 16.5/20 points