標高は平均450mに位置する畑は、冷涼な気候で降雨量は年間約780mm。セントローレンス湾からの海風、マウント・ロフティ山脈から降りてくる風、オーストラリアの恵まれた日照量が組み合わさり、ブドウの生育に良い影響を与えている理想的な環境です。
地元でもランドマーク的な存在のワイナリー建屋
オーストラリア サウス・オーストラリア州 アデレード・ヒルズ
アデレード・ヒルズ育ちの共同経営者のアンドリューとスージー・ニュージェントにより、1997年創業された家族経営のワイナリー。当時はまだ新興ワイン産地であったアデレード・ヒルズに80エーカーの畑を購入しました。標高は平均450mに位置する畑は、冷涼な気候で降雨量は年間約780mm。セントローレンス湾からの海風、マウント・ロフティ山脈から降りてくる風、オーストラリアの恵まれた日照量が組み合わさり、ブドウの生育に良い影響を与えている理想的な環境です。
ワイナリーの名前はアデレードから約37キロ離れたウッドサイトという小さな町に位置した金鉱山「バード・イン・ハンド」から名付けれました。
バード・イン・ハンドの設立理念は、持続可能な冷涼気候のワイン造り、コンテンポラリー・アート、オーダーメイドの体験、そして社会貢献活動の頂点に立つこと。
ウッドサイド・エステートには現在、シラーズ、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワールの持続可能なブドウ畑があり、バード・イン・ハンド・セラー・ドア(Bird in Hand Cellar Door)、高級プラネット・トゥ・プレート・レストラン(planet to plate restaurant)のLVN、豪華な民泊施設オー・クォーターズ(O' Quarters)、そして2024年に南オーストラリア州の「ガーデン・オブ・ザ・イヤー」を受賞した、息をのむような美しい庭園があります。
家族経営のワイナリーは、アデレード・ヒルズ(ペラマンク・ランド)からフィニス・リヴァー(ンガリンジェリ・ランド)、そして最近ではタスマニアに進出し、シーモア(パレダルメ・ランド)とウェスト・テイマー(カナマルカのロウェラ)のブドウ畑を取得しました。さらにバード・イン・ハンドは、王立タスマニア植物園のホスピタリティを監督しており、新しい高級レストラン、テイスティング・ルーム、結婚式とイベントの管理を営む予定です。
アデレード・ヒルズ、フィニス・リヴァー、タスマニアを合わせた地域の強みは、標高、土壌タイプ、日照時間、畑向きが異なるため、何百もの場所で世界標準のワインを生産できる品種の幅の広さにあります。これらの産地では、ブルゴーニュや北ローヌといった産地に匹敵する冷涼気候ワインが造られており、バード・イン・ハンドが国際的な舞台で最も評価されたブランドを確立させる為に日々精進しています。
シニア・ワインメーカー:サラ・バーヴィル(Sarah Burvill)
27ヴィンテージの経験を持つサラは、オーストラリアの最も名高い産地をはじめ、ニュージーランドのマールボロやセントラル・オタゴ、フランスのサン・テミリオンの歴史あるテロワールでワイン造りの腕を磨いてきた。シャンパーニュ地方やブルゴーニュ地方へのワイン発掘旅行によってさらに深みを増したこの広範な旅は、彼女のワイン造りへの革新的なアプローチにインスピレーションを与え続け、それに影響を与え続ける知識と専門知識の深い井戸となった。
サステイナビリティとバイオダイナミック農法の熱烈な支持者であるサラは、土地を育て、水源を守り、ブドウの品質を高めることに尽力している。トラディショナル製法のスパークリングワイン、テクスチャーのあるシャルドネ、エレガントな冷涼地の赤ワインを専門とするサラは、過剰なオークや高アルコールよりも、バランスと純粋さを重視したワインを造っている。彼女の焦点は、それぞれのブドウのユニークな特徴を示すことであり、その土地の感覚を生き生きと表現するワインを造ることである。
ワイン・コンサルタント:サム・ハロップ MW(Sam Harrop MW)
サムの技術的な評判は、原産地に忠実でありながら商業的に成功したワインを生産することで築かれている。 彼は、畑や品種の真の個性とセンス・オブ・プレイスを備えたワインを造るという目標を共有する、世界中のブティックワイナリーから中堅規模のワイナリーとのみ契約をし、厳格な科学的アプローチと、人々と自然に対する心からの敬意、そしてワインを偉大なものにする生来の感受性を兼ね備えたワイン造りでバード・イン・ハンドのワインコンサルタントとしても活躍している。赤は2022年、白は2023年のブレンドからコンサルタントとしてバード・イン・ハンドに関わっており、2024年ヴィンテージから本格的に醸造チームでバード・イン・ハンドを一緒に盛り上げています。