1875年に植えられたブドウの樹から収穫されたブドウを使用。雨水のみで育った古木からの収穫量は非常に少なく、1エーカーあたり1トンです。土壌の上層は砂地で、下層は粘土質です。
シラーズの古木から3月12日に果実を収穫。除梗後、オープントップの発酵槽に入れ、11日間発酵し1日2回人力で撹拌されました。果帽を圧搾し、ただちに新旧両方の樽に移し、2年間の熟成を経てボトリングされました。
濃い赤紫色。ダークチェリー、ドライフィグ、リコリスなどの魅惑的かつアロマティックな香りに、ハムや、スギ、すりつぶしたハーブのようなニュアンスが感じられます。幾重にも重なった果実味に上品なオークのニュアンスが混じる、自然な酸味との調和がとれた洗練された味わい。この上なくきめ細やかなタンニンが骨格とメリハリをもたらし、長く素晴らしい余韻が続きます。10〜20年の熟成に耐えうるワインです。
ヨハン・ゲオーグ・シラーズはバロッサ・ヴァレーの北西部グリーノックの歴史ある単一畑のブドウで造ったワインです。1875年に植えられたこの畑のブドウの樹は、雨水のみで育てられた古木で収穫量を極限まで抑えています。カレスキーの一番古いブドウ畑のブドウで造っているため、オーストラリアに移民してきた初代カレスキーのヨハン・ゲオーグに敬意を表して名づけられました。 ヨハン・ゲオーグ・カレスキーは1838年、プロシアからプリンス・ジョージ号に乗って南オーストラリアに移民してきました。100年以上前に植えられたヨハン・ゲオーグ・ヴィンヤードを、今でも末裔のカレスキー家が大切に守っています。生産量が少なく、長期熟成を運命づけられたこのワインは間違いなく特別なワインです。
【2013】
Bio Wine of the Year - China Wine & Spirits Awards, August 2015
【2015】
96 points - Campbell Mattinson
97 points - James Halliday
Gold - International Organic Wine Award 2016