バロッサ・ヴァレー北部、グリーノック・クリークの西端に位置する単一畑のブドウ使用。ブドウ畑はシラーズの栽培に理想的な砂地のローム層と赤土の粘土質、ライムストーンの土壌です。
ブドウは3月2日〜9日に単一畑のグリーノック区画で収穫。除梗後、オープントップの発酵槽で8〜13日間発酵。発酵の間、1日2回果帽を人力で撹拌しました。圧搾後、アメリカ、フランス産の大樽で熟成。新樽比率は35%です。発酵槽での最初の発酵後、樽で自然発生的なマロラクティック発酵を経て、14カ月間樽熟成されました。
濃い黒紫色。ブルーベリー、フルーツケーキ、濃い色合いの花、ココア、タバコ、リコリス、バニラビーンズなどバロッサの古典的なシラーズの香り。芳醇で複雑味のあるフルボディ。凝縮した黒系果実とかすかなオークのニュアンス、力強いタンニンが感じられる骨格とメリハリがあるドライで長い余韻が豊かな味わい。 複雑で洗練された、バロッサの古典的な長期熟成型のシラーズ。
グリーノック・シラーズはバロッサ・ヴァレー北西部のカレスキー社の収穫量を抑えた自社・単一畑のブドウで生産したワインで、1800年代後半に植えられたブドウ畑に由来します。 現在、カレスキー家6代、7代目がブドウ畑の手入れを行っています。フランス、アメリカ産の大樽を用いた伝統的な醸造と熟成によって、長期熟成にも耐えうる複雑なフルボディのシラーズを生産しています。グリーノック・シラーズはカレスキー家が栽培から熟成まで一貫して手掛けたワインです。
95 points - Campbell Mattison
95 points - James Halliday