畑はテイラー・パスの中央に位置する、北向きで傾斜のある特色ある乾燥した土地です。2001年に植樹され、マールボロでは珍しく灌漑をせずにブドウが栽培されています。テイラー・パスはマールボロの中で最も昼夜の気温差が大きく、しばしば最も乾燥するサブリージョンです。北向きの斜面は、霜を防ぎ果実を熟すために適しており、また古く痩せた粘土質の土壌はピノ・ノワールに最適です。ピノ・ノワールの区画の総面積は1ヘクタール弱で、デシジョン・クローンの777とn5が植えられています。ブドウ畑はスプリアス剪定とVSP仕立てが行われています。
3月27日に手摘みで収穫し、オープンタンクの発酵槽に充填。50%の割合で全房を使用しています。自然発酵が始まるまで5日間冷却されました。14日の発酵期間中、ハンドプランジングが行われ、その後、圧搾。自発的なマロラクティック発酵の後、樽に移され12カ月熟成。樽は100%フレンチオークのバリックで、新樽比率は35%です。さらに3か月間、タンクで寝かされます。6月19日、フィルターをかけずにボトリングされました。
畑とヴィンテージが忠実に表現されており、牡丹やスミレ、レッドチェリーやザクロの複雑な香りに、スモーキーな火打石のようなキャラクターが混じります。繊細さが表現されている一方で、骨格のしっかりとしたタンニンを合わせもっているため、高い熟成のポテンシャルを持っています。少収量で乾燥した土地により、味わいには力強さがあり、また高い割合での全房発酵により、さらに複雑さとテクスチャーが加わっています。
ラム肉や鹿などのジビエ料理をはじめ、サーモンやカツオのキノコのグリル。
pH 3.59
酸度 5.9g/L
SO2 38mg/L
【2019】
97 Points - Cameron Douglas MS
95 Points - Bob Campbell MW?
95 Points - Jane Skilton MW | Gourmet Traveller WINE
17.5 Points - Julia Harding MW | JancisRobinson.com
?5 Stars - Michael Cooper